ここでは、pile-up-planner(パイルアッププランナー)を使用することで
どのような効果が得られるのか確認します。
pile-up-plannerはその性質上、作成と使用にあたって
ある程度の慣れと時間が必要になります。
手を付け始める前に、時間や手間をかけることで得られる効果をよく知り、
納得したうえで作成に取り掛かってみてください。
pile-up-planner(パイルアッププランナー)で得られる効果
pile-up-plannerには、一般的な手帳で行うような”予定管理”と合わせて、
自分の行動を律するための”自己管理”を行う側面があります。
pile-up-plannerの主な効果は次のようなものがあります。
作成時のワークから日々の利用を通じてこれらの効果を体験する事ができます。
各効果について具体的に見ていきましょう。
「自分」「仕事」「プライベート」のバランスがとれる
pile-up-plannerの効果のなかで、もっとも特徴的な部分です。
私たちは、「自分」「仕事」「プライベート」の3つの役割の中で日々生活しています。
そして、場面に応じて無意識にこれらを使い分けています。
これらのバランスが崩れた時に、私たちは「不安」や「ストレス」を感じ
嫌なことばかり考えてしまったり、目につくような毎日になってしまいます。
一時的に何かに集中することは素晴らしい事ですが、
そのバランスが崩れた状態が長期に及ぶとマイナスの影響が出てきます。
pile-up-plannerを利用することで、そうしたマイナスの影響が出ないように、
バランスの取れた自己管理を行いながら目標に向かって行動が行えるようになります。
自己理解(内省)が深まる
pile-up-planner(パイルアッププランナー)では、
作成段階でワークを行い、自分についての理解を深めていきます。
その中で、自分が持っている「価値観」や「役割」について深く考えていきます。
そうすることで、自分が本当に望んでいることを明確にし、そこに向かって進む道筋を考えます。
これは、「ビジネスを始めて年間2000万稼ぐ」などのような
「社会的な大きな目標」である必要はありません。
「子どもが中学生になるまでは一緒に過ごす時間を増やす。」などの生活に寄り添った形の目標も含みます。
大きな目標も大切ではありますが、「なにになりたいか」より「どうありたいか」を考えることで
自分に対する理解を深めていきます。
生き方の軸ができる
pile-up-plannerの作成段階で行うワークを通じて、
自分の「価値観」や「やりたいこと」などを明確にしていきます。
これをハッキリと自分で知っていることで、
何かを選択する必要がある場面や、迷った場面で
「自分はどんなことを望んでいたのか」「何がしたいのか」といった判断の軸が出来上がります。
自分を深く理解しているので、行動のブレがなくなります。
行動を習慣化できる
pile-up-plannerには、シンプルですが習慣化に役立つ工夫がされています。
デイリーリフィルの中で、習慣化したいものを書き出し記録したり、ハビットトラッカーなども用意されています。
しかし、もっとも強力な習慣化のポイントとしては、
「手書き」であることと「定期的な振り返り」があげられます。
あえてアナログな手帳を使用することで、記憶に定着しやすい点や、
書く速さで物事を考える事ができます。
また、定期的な振り返りの際に、
「何のために頑張って活動しているのか」を自然と確認することになります。
これにより、行動のブレやモチベーションの低下を防ぐ事ができます。
行動に自信が持てる
手帳に日々書き込む中で、振り返りを行います。
時にはイライラした気持ちや、失敗にばかり気持ちが囚われていることもあるでしょう。
pile-up-planner(パイルアッププランナー)では、自然にそういった感情から
「どうすればよかったか」、「次同じような場面ではどうしようか」っと考えるきっかけになるような設計になっています。
ネガティブな感情に対して、対策を考える事や、感情を書き出すことで区切りをつけていきます。
そして、そういった前に進もうとする姿が記録として残ることで
頑張る自分を自覚できるようになり、自己肯定感が高まり自信につながります。
アナログの手帳だからこそ感じられる効果
デジタルの予定管理ツールも魅力的なものが沢山あります。
しかし、pile-up-plannerでは、あえて「手書き」というアナログの手法を採用しています。
ここでは、アナログのpile-up-plannerだからこそ感じられる効果を紹介していきます。
メリット1:振り返りや思考に集中できる
デジタルツールの場合、どうしても誘惑が多くなってしまうのがデメリットです。
スマホで予定確認のついでに、SNSやニュースを読んでしまう事も珍しくないでしょう。
これは、なかなか避けられない誘惑です。
じっくり集中して自分の考えや感じていることに集中したいときには、
これらの誘惑はなるべく遠ざけたいものです。
そんな時には、アナログな手帳が優秀です。
紙に書く速さで、考えながら書くことで次第に集中が高まっていることを感じられるでしょう。
メリット2: 出来事や考えた事が記憶力に残りやすい。
手書きの手帳を使うことで、出来事や書いたことなどが記憶力に残りやすくなります。
手で書くことは、スマホに打ち込む事より、脳に深いインプットをもたらします。
また、書く過程で情報を整理し、要点をまとめたりすることが必要となり、
その結果として、情報をより長期的に記憶しやすくなります。
メリット3:デジタルより見返すことが多くなり、価値観がぶれなくなる。
pile-up-plannerの特徴として、定期的に「価値観」や「未来」など
自分の大切に思っていることや、進もうとしている道があっているのか確認する場面があります。
アナログの手帳の場合、なんてことはなく数ページめくれば簡単に見返す事ができます。
インデックスを付けておけば一瞬です。
デジタルの場合でも、もちろん可能なのですが、不思議なもので
あまりそうした使い方をしなくなってしまいます。
過去にデジタルツールでpile-up-plannerを再現できないか試してみましたが、
うまくいかず、単なる日記帳のようになってしまいました。
現在pile-up-plannerのアプリが作れないか開発中ですが、完成はしばらく先の事となりそうです。
メリット4:タスク管理だけでない自己管理ができる
単純なタスク管理だけであれば、Googleカレンダーなど無料で優秀なアプリもたくさんありますが、
アナログ手帳の場合は、それに合わせて、自己管理の要素も自由に組み込む事ができるのが強みです。
既存のアプリを複数使えば可能かもしれませんが、案外便利そうで不便なもので、
継続しなくなることが多いです。
現物として目に見える形で、手に取れる形でタスクや自己管理のが一括で行えるカスタマイズ性は強みの1つです。
メリット5:アナログならではの個性と愛着
最後に、アナログのシステム手帳を使う魅力の一つは、愛着です。
毎日触れるからか、強烈に愛着が湧いてきます。
経年変化が楽しめる本革性の物などを使用すると、一緒に年を取っていくような
まるで相棒のような存在に感じられるようになっていきます。