デイリーリフィル L版

Pile-up-planner(パイルアッププランナー)で使用する、
「デイリーリフィルL版」の紹介と基本的な使い方を解説します。

3種類あるデイリーリフィルの中で、
もっとも多くの情報を記入でき、最大限にバランスを取る効果を発揮するのがL版です。

初めてPile-up-planner(パイルアッププランナー)を使用される方には、
まずこのL版から使用を始めることをおすすめします。

今日の計画を行う理由

一般的な手帳では、毎日記入するような「デイリーリフィル」は
あまり使用されていません。

基本的には画像の様な見開きカレンダーで、
予定の管理をしている方が多いのではないでしょうか。

確かに”予定を管理する”という目的であれば、カレンダーやマンスリー型の手帳で十分でしょう。
しかし、Pile-up-planner(パイルアッププランナー)では、
「手帳を自己管理に使用してバランスを取る」というテーマがあります。

デイリーリフィルは、毎日を記録することで
自分の行動をコントロールしたり振り返れるようにする目的があります。

L版の構造

あもん
あもん

Pile-up-planner(パイルアッププランナー)「デイリーリフィル L版」は、
2枚のリフィルからなります。

「今日の計画」では、
新しい1日に向けて、1日の始まりに書く部分と、
その1日が終わり、振り返りで書く部分に分かれます。

次の画像のうち、
「オレンジ枠」が1日の始まりに書く部分
「ブルー枠」が振り返りで書く部分になります。

画像では、各リフィルに①や②などの番号を記入していますが、
解説の便利上付けた数字です。
1番から順番に作成しなければいけないわけではありません。
基本的にはご自身の取り組みやすい番号から記入してみてください。

今回の説明では、1番から順に解説をしていきます。
完璧に使い方を理解できなくても大丈夫です。

使用をしていくうちに、理解が深まりますので、
ここでは、ざっくりとイメージがつかめればOKです。

デイリーリフィルL版 左ページ

①日付け

今日の日付と曜日を記入します。

②記録欄

8種類の記録を毎日つける事ができます。
”モーニングルーティン”や”ナイトルーティン”のほかに習慣化したいものや
「睡眠時間」「体重」「毎日の満足度」などを記録こともおすすめです。

③時間軸・バーチカル欄

1日を4:00~24:00まで記録できるので、朝型の人も、夜型の人も使用できます。
30分単位で記入できるようになっています。

この欄の、左側”行動予定”には、今日1日をどんなタイムスケジュールで過ごすのか記入します。
右側の”MEMO”には、行動の変更があった場合や、活動する中で感じたことなどを自由に記入できるようになっています。

④モーニングルーティン

毎朝おこなうルーティンを6個記入できます。
達成したらチェックボックスに印を付けましょう。

習慣化したい・継続して実行したいことを書きましょう。

⑤ナイトルーティン

毎日のよるのルーティンを6個記入できます。
達成したらチェックボックスに印を付けましょう。

習慣化したい・継続して実行したいことを書きましょう。

⑥番が抜けているとコメントをいただきました。
私のうっかりミスで、⑥番を飛ばして⑦番の数字を付けていました。
⑥番が無いことに特別な意図はありません。ご了承ください。
コメントいただきましたW様、ご指摘ありがとうございました。

⑦今日のタスク

今日のタスクを記入します。
達成したらチェックボックスに印を付けましょう。

⑧MEMO

メモに使用してください。
自由に記入できます。

デイリーリフィルL版 右ページ

⑨役割ごとの言葉かけ(朝)

3つの役割ごとにコメントを記入します。
「役割ごとの感謝の気持ち」や「役割ごとに、今日をどんな1日にしたいか」などを記入しましょう。

役割ごとの言葉かけ(夜)

3つの役割ごとにコメントを記入します。
「役割ごとに今日はどんな1日だったか」書いてみましょう。

もしも、今日をやり直せるなら

今日の振り返りをする中で発見した改善点を記入します。
発見のきっかけとして、「もし、今日をやり直せるならどうする?」と問いかけて
その答えを記入していきましょう。

MEMO(振り返って感じたこと等)

振り返りを行う中で気づいたこと、感じたことなど
自由に気楽に書いておきましょう。

一緒にやってみよう!1日の始まり

「デイリーリフィル L版」の基本的な作りが分かったところで
ここからは、実際に「今日の計画」を一緒にやってみましょう。

実際に行うことを次のようにまとめました。

1日の始まりにやることリスト

  1. モーニングルーティン記入(実行する・記録する)
  2. 日付の記入
  3. 記録欄の記入
  4. 「週間リフィル」を見返す
  5. 行動予定を記入する
  6. 今日のタスクを記入する
  7. 役割ごとのコメントを書く

STEP1,モーニングルーティン記入(実行する・記録する)

まずは、モーニングルーティンを実行(記入)していきましょう。
毎日行う事で習慣化をすることができます。

達成した物には〇を付け、未達成のものには×を付けましょう。

STEP2,日付の記入

今日の日付けと曜日を記入します。
システム手帳のメリットであるリフィルを取り外せる点ですが、
日付けを記入していなかったがために、バラバラになり修正が利かなくなることがあります。基本ですが、しっかりと日付けを記入しましょう。

STEP3,記録欄の記入

好きな項目を8個記録できるようにしました。
記録項目は自由ですが、ここに記録を行う事で習慣化の助けになります。

体重や睡眠時間の管理にもお勧めです。

STEP4,「週間リフィル」を見返す

「週間リフィル」を簡単に見返しましょう。
週の始めに今週をどのように過ごすか計画しました。また、予定なども書き出しています。
今日何が必要なのかこの時に確認しましょう。

STEP5,行動予定を記入する

時間軸・バーチカル欄に今日の時間単位の行動予定を書き出します。
左側の「行動予定」に書き出しておきましょう、この時点ではあくまで見通しを持つための予定ですが、この予定があるか無いかで1日の使い方が変わってきます。

STEP6,今日のタスクを記入する

今日行いたいタスクを記入しましょう。
リストアップしておくだけでも十分ですが、特に重要なタスク、優先するべきことにはチェックボックスを黒く塗るなど工夫してもいいでしょう。

STEP7,役割ごとのコメントを書く

「自分」「仕事」「プライベート」についてそれぞれコメントを書きましょう。
今日をどんな風に過ごしたいか言葉にしてもいいし、昨日の反省点などあれば、それも踏まえて、自分の持つ役割を応援するような前向きな言葉を記入しましょう。

一緒にやってみよう!1日の終わり

1日の終わりには、計画を振り返ってみましょう。

ここからは、実際に「デイリーリフィル L版」の1日の振り返り部分を解説しながら
振り返り作業を順番に行っていきます。

1日の終わりにやることリスト

  1. ナイトルーティンの記入(実行する・記録する)
  2. タスクの達成、未達確認
  3. 役割ごとのコメントを書く
  4. もしも、今日をやり直せるならを記入する

STEP1,ナイトルーティンの記入(実行する・記録する)

夜に習慣化したいことを“ナイトルーティン”に記録して、実行できたのか記録を取っていきましょう。

できたものには○を付け、未達成のものには×を付ける等していきます。

STEP2,タスクの達成、未達確認

「⑦今日のタスク」を振り返り、達成した物には「○」を未達成のものには「×」を付けましょう。

タスクについて手を付けていない状態であれば「×」で後日行えばいいのですが、
作業を始めたものの、途中までしか行えていないものに関しては、
タスクを細分化して、具体的な次の工程を翌日のタスクなどに記入しておきましょう。

STEP3,役割ごとのコメントを書く

「⑩役割ごとの言葉かけ」を行います。

各役割に注目して、今日がどんな1日だったか振り返り感じたことなどを記入しましょう。

STEP4,もしも、今日をやり直せるならを記入する

振り返りを行ったうえで、「もしも今日をやり直せるならどうするか?」っと考えてみましょう。
そうすることで明日からの自分がとるべき行動が見えてきます。

まとめ・製作者より

最後まで読んでいただきありがとうございます。
「デイリーリフィルL版」の使い方はイメージできできたでしょうか。

始めはアナログの手帳に向き合う時間に慣れないかもしれません、
面倒に感じることがあるかも知れません。

完璧にできないといけないわけではありません、
毎日記入が難しい場合だってあります。

でも、思い描く自分らしい未来に向けて
1日1日を積み上げていくことが重要です。

3日坊主で続かなくても、それを繰り返せばいいんです。
その記録が、未来の自分を勇気づけてくれる日が来るでしょう。

一緒に頑張っていきましょう。