pile-up-planner(パイルアッププランナー)では、
1週間の始まりに、「週間計画」を行います。
新しい1週間に向けて、計画を立てていきましょう。
これを「週間計画」と呼んでいます。
今回の記事では、「週間計画」の具体的な行い方や、「週間計画」を行うことのメリットなどを紹介していきます。
初めての方でも行えるように、具体的な手順を紹介いたします。
一緒に新しい1週間に向けて計画をしていきましょう。
週間計画を行う理由
pile-up-planner(パイルアッププランナー)では、
一般的な手帳にない特徴として、「週間計画」を行います。
その名の通り1週間の計画を立てていきます。
1カ月間という期間は、案外長く、
その期間だけでも様々な変化や予定の変更が生じます。
「月間計画」では、1カ月の大体の行動の見通しを立てましたが
より具体的に1週間ごとに、調整や対応が行えるように「週間計画」を行います。
週間リフィルの構造
pile-up-planner(パイルアッププランナー)の「週間リフィル」は、
2枚のリフィルから構成されています。
週の始まりに書く部分と、
その週が終わり、振り返りで書く部分に分かれます。
次の画像のうち、
「オレンジ枠」が週の始まりに書く部分
「ブルー枠」が振り返りで書く部分になります。
画像では、各リフィルに①や②などの番号を記入していますが、
解説の便利上付けた数字です。
1番から順番に作成しなければいけないわけではありません。
基本的にはご自身の取り組みやすい番号から記入してみてください。
今回の説明では、番号順に解説をさせていただきます。
完璧に使い方を理解できなくても大丈夫です、ざっくりとイメージがつかめればOKです。
実際に使用するうちに理解が深まるので、
1度で完璧に理解できなくてもOKです。
1,週間リフィル左ページ
①月間目標
今月の目標を書き写します。
ここには、月間リフィルに書かれている「月間目標」を書き写します。
毎日の計画の際、「週間リフィル」を見返します。
その時に、合わせて「月間目標」も確認できるように設計されています。
②週間目標
1週間の目標を記入します。
「③役割ごとの目標」に分類できないものや、
全体的な大きな目標を書きましょう。
イメージしにくい場合は、「今週のスローガン」と思って
今週をどんな風に過ごしたいか書いてみましょう。
③役割ごとの目標
役割ごとの目標を記入しましょう。
ポイントは、達成できたかどうかを判断できる具体的な目標を書き出すことです。
そうすることで、振り返りの時点で
達成できたか、改善すべき点は何だったかなど得られるものが多くなります。
2,週間リフィル右ページ
④週間一覧
1週間の予定や計画を書きます。
1週間のイベントや予定などを一覧で確認できるように記入します。
何曜日に何をする必要があるのか具体的にイメージすることができます。
少し応用的な使い方ですが、ハビットトラッカーの1週間バージョンとしてもご利用いただけます。
⑤週の始めに思うこと
新しい1週間に向けて思いを記入しよう。
各目標や予定を立てているうちに、見通しを持てたような感覚や、
わくわくした気持ちになっているでしょう。
ありのままの気持ちを書き出してみてください。
「今週はこんな風に過ごすぞ!」という意気込みを書いてもOKです。
文章としておかしくても構いません、
大切なことは、見返した時に”今の前向きな感情”を思い出せることです。
⑥今週のやりたいこと・達成したいこと
思いつく限りの”やりたいこと”を書いてみましょう。
ワークで作成した「やりたいことリスト」の中から選んでみるのもいいでしょう。
今週中にこれはやっておきたいな!というものを書き出していきましょう。
⑦今週を振り返って思うこと
1週間の終わりに振り返りを行います。
毎日記入したデイリーリフィルを見返してみましょう。
うまくいったことも、思うようにいかなかったこともあったでしょう。
見返してみて、感じたことを書きましょう。
⑧もし今週をやり直せるなら
次の1週間に活かせるポイントを探します。
振り返りを行ったうえで、「もしも今週をやり直せるなら何をしますか?」と
自分に問いかけてみましょう。
この点を考えるかどうかで振り返りの効果は大きく異なります。
問いかけに対する答えは忘れないように記入しておきましょう
1週間の始まりに行う事を一緒にやってみよう
「週間リフィル」の基本的な作りが分かったところで
ここからは、実際に「週間計画」を一緒にやってみましょう。
実際に行うことを次のようにまとめました。
週の始めにやることリスト
- 「月間リフィル」を見返すし、「①月間目標」を書き写す
- 「③役割ごとの目標」を書き出す
- 「④週間一覧」を使って、1週間の見通しを立てる
- 「⑥今週のやりたいこと・達成したいこと」を記入する
- 「②週間目標」を記入する
- 「⑤週の始めに思うこと(前向きな言葉かけ)」を記入する
今回は、初めての方に向けて解説するために
1~6までの順番を付けて説明していきますが、必ずしもこの順番である必要はありません。
自分の書きやすい場所から始めてもOKです。
なかなか書き進められない場合には、いったん飛ばしてみるのもいいでしょう。
別の場所を記入するうちに、書きたいことが自然と出てくることも多いです。
STEP1,「月間リフィル」を見返すし、「①月間目標」を書き写す
”月間計画”で作成した、「月間リフィル」を見返しましょう。
「月間カレンダー」から、今週はどんな行動をしようと考えていたか確認しましょう。
この時に「①月間目標」を書き写しましょう。
毎日の計画時に、”週間リフィル”見返します。
その際に、「①月間計画」も目に入ることで、意識して過ごせるようになります。
STEP2,「③役割ごとの目標」を書き出す
役割ごとに目標を決めます。
4つまでの目標を書き込めます。
余裕を持って4つの枠を用意しましたが、4つ全てを埋める必要はありません。
大切なのは役割ごとの目標のバランスです。
どれか1つの役割ばかり目標が多くなる場合は要注意です。
目標の数が極端に偏るということは、
無意識的にその役割にバランスが傾いていることを教えてくれています。
あえて、「今週はこれを大切にする!」っという場合は問題ありませんが、
そうでない場合は、大きな気づきのチャンスでもあります。
STEP3,「④週間一覧」を使って、1週間の見通しを立てる
ここでは、一週間の見通しを持つのが目的です。
各曜日の下に5つの項目を記入できるように区切りました。
目標に向けた活動をしているなら、活動の目安を記入してもいいですし、
習慣化したい行動があれば、ハビットトラッカーの様な使い方もできます。
毎日の計画のときに、ここを見て何をしようとしていたかわかるように記入するといいでしょう。
STEP4,「⑥今週のやりたいこと・達成したいこと」を記入する
「今週これだけはやっておきたい!」ということを書きましょう。
「④週間一覧」に記載したような、具体的なイベント(「資格試験当日」や「週末のデート」など)を書いてもいいですし、
具体的な行動目標(毎日読書15分など)を書いてもいいでしょう。
もう少し抽象的に、「夜は子どもと沢山コミュニケーションとる」とか、「週末は、仕事のことを考えない」などと言った
感覚的なものを書いておくのも効果的です。
STEP5,「②週間目標」を記入する
ここまでのSTEPで1週間の見通しと目標が具体的になりました。
それらの中で、特に強調したいものを「週間目標」としてもいいですし、
どの役割のも分類できないような、総合的な目標をここに書いてもOKです。
イメージしにくければ、「今週のスローガン」のようなものだと考えてください。
「今週意識したいことはこれなんだ!」っということを記入してみましょう。
STEP6,「⑤週の始めに思うこと(前向きな言葉かけ)」を記入する
”週間計画”を行ったうえで記入してください。
今週の見通しが立ち、モチベーションとやる気が高まっている
今の感情を思い出せるように書いてみましょう。
やってみよう1週間の終わりにやること
1週間の終わりには、計画を振り返ってみましょう。
ここからは、実際に「週間リフィル」の1週間の振り返り部分を解説しながら
振り返り作業を順番に行っていきます。
月の終わりにやることリスト
- 「②役割ごとの目標」の達成・未達成を確認
- 「④やりたい・達成したいこと」の達成・未達成を確認
- 「⑤楽しかった思い出・勇気をくれるできごと」を記入する
- 「⑥1年を振り返って思うこと」を記入
- 「⑥もし今月をやり直せるなら」を記入
1週間の振り返りを行うことで、
次の週の行動が改善されていきます。
うまくいかなかったことがあっても、進まなかった計画があってもいいんです。
pile-up-plannerで、わざわざ手間のかかる「週間計画」など採用するのは
立ち止まる時間を設ける為でもあります。
忙しい毎日の中に、強制的に立ち止まり
自分の価値観や、考えを手書きの速度で考えることは
船が流されないように錨を下すことに似ています。
この機会にぜひ、自分の価値観にあった計画であったか
本当にその努力(積み上げ)は、自分の望む未来に繋がっているのか
考えてみてください。
STEP1,「③役割ごとの目標」の達成・未達成を確認
「③役割ごとの目標」を見返してみましょう。
達成できた場合には「〇印」、そうでないものには「印なし」または「×印」をつけていきましょう。
STEP2,「⑥今週のやりたい・達成したいこと」の達成・未達成を確認
「⑥今週のやりたいこと・達成したいこと」を見返してみましょう。
達成できた場合には「〇印」、そうでないものには「印なし」または「×印」をつけていきましょう。
STEP3,「⑦今週を振り返って思うこと」を記入
デイリーリフィルを見返しながら今週の振り返りをしていく中で、思ったことや気付いたことを書いていきましょう。
月間計画の振り返りの時に、見返す部分になります。
「今週はこんな1週間だったな」と思い出せる記入をしておくといいでしょう。
STEP4,「⑧もし今週をやり直せるなら」を記入
今週の振り返りを行う中で感じた「改善点」を記入していきましょう。
次週の計画に活かしていくための重要な部分です。
ただ「○○ができなかった」という”反省”から、この改善点を書くことで”振り返り”になります。
経験を積み重ねて1歩ずつ前に進んでいきましょう。
まとめ・製作者より
最後まで読んでいただきありがとうございます。
「週間計画」の行い方をイメージしていただくことはできたでしょうか?
毎月の予定や計画を手帳やカレンダーで管理している人は多いと思いますが、
当ブログで紹介する手帳活用方法では、「月間計画」に基づいて、
1週間単位で計画を立てていくことをおすすめしています。