今回は、「自分の価値観に気付く」ことがテーマのワークです。
4つの演習を行いながら「価値観リフィル」を作成します。
少し時間のかかるワークですが、焦らずに挑戦してください。
自分の価値観を明確にしないまま目標を設定してしまうと、
自分の望むものと違う結果に向かってしますことがあります。
そういったことを防ぐ意味で重要なワークになります。
ワーク目標
・価値観リフィルを作ろう!
そもそも価値観って何なのだろう?
このワークの最終目標は「価値観リフィル」を作ることになります。
「価値観」と言われても、日常生活の中で意識して過ごしている人は多くないと思います。
これから時間をかけて、ワークを始める前に、「価値観」とは何か?
というところをはっきりさせておきましょう。
価値観とは
価値観を辞書で調べたところ、”物事に対してどのような価値を認めるかという評価的判断”と書かれていました。
少しイメージしにくいですね。
イメージできることは大切なので、当サイトでは価値観を「大切に思っていること」と定義します。
これまでの経験や個性、環境などによって育まれ、誰しもが何らかの価値観を持っています。
就職や進学などの大きな判断をする時や、
コンビニで買うものに悩む時、
道を歩いてる時のような無意識の時にも関わってきます。
意図的にしろ無意識的にしろ、私たちが何かを選択する時には、
そこには、価値観が大きく影響しています。
価値観を持つ必要性
価値観に合わない行動は、大きなストレスや不安・後悔を感じる原因になります。
価値観に気付かないまま生活していると、取り返しのつかない後悔を招くこともあります。
過去に目先の”大切そうなこと”に気を取られて、取り返しのつかない思いをしたことがあります。
自分語りになってしまいますが、「価値観を持つ重要性」をイメージと思うのでお話しさせてください。
もしも、当時はっきりとした価値観を持っていたら、どうだったでしょうか。
未来の家族の生活を思うのなら、そもそも育児休業ではない選択をしたかもしれません。
家族と過ごす時間を思うなら、中途半端に勉強に集中せず、その時間を大切にしたかもしれません。
価値観を忘れて、漠然とした不安から逃れるために行動し後悔した失敗談でした。
しっかりした価値観を持つことは、こうした後悔や失敗を防ぐための指針になります。
ワークを通じて「価値観リフィル」を作ることで、ぶれない価値観を明確にしましょう。
価値観の見つけ方
価値観と言われても、抽象的で「これです!」とはっきり示せる人は多くないです。
進学や転職などの大きな決断の時のは多少考えるかもしれませんが、
普段から意識することはあまりありませんよね。
今回の記事では、そんな価値観に気付くお手伝いを行っていきます。
いくつかの「演習」を通じて、自分の価値観を発見していくのですが、
価値観は「決める」というよりも、すでに持っておりそれに「気づく」ものだと覚えておいてください。
きっと演習を続ける中で役に立つはずです。
それでは具体的に演習に入っていきましょう。
演習では「ワークセット」に含まれるリフィルを使用します。
ワークセット
「演習1 ”やりたいことリスト”を作成する。」
演習1 内容
「やりたいこと」から価値観の傾向を知る。
- やりたいことを具体的に書きだす。 (50個以上)
- やりたいと感じている理由を簡単に書き出す。
- 理由をもとに、つまり何を望んでいるのか書き出す。
- 書き出したものから、価値観の傾向を考える。
*ポイントは「この段階で制限をかけないこと」「具体的な事象を書くこと」です。
この演習では、自分の「やりたいこと」から自分の価値観を探していきます。
ワークセットに含まれる「やりたいことリフィル」を使用しますが、別の紙に書き出すだけでもOKです。
1,やりたいことを具体的に書きだす。
思いつくままに「やりたいこと」を書き出しましょう。
なるべく具体的に書きだすのがポイントです。
「バイクが欲しい」よりも「HONDA CT125が欲しい」のように具体的に書きだしましょう。
この段階で「できるかわからないな」っと制限をかけないでください。
「資産5000万円にする!」と書きたかったけど、現状は貯金100万もない。
それでもいいんです、この段階では、達成できるかどうかは一切考慮する必要はありません。
まずは、思いついたままに50個以上を目指して書いていきましょう。
2,やりたいと感じる理由を書き出す。
書き出した”やりたいこと”の理由を書いてみましょう。
この時には、自分の直感をもとに一言で書いていきます。
「資産5000万円にする!」に対して、 → 「お金の不安なくしたい」や「モテそうだから!」など
周囲がどう思うかや、一般的にどうかなどは考えなくてOKです。
なるべく頭で考えずに、直感で書いていった方が”自分の無意識の価値観”を引き出しやすくなります。
3,理由をもとに、つまり何を望んでいるのか書き出す。
理由を書き出したら、その理由を深堀していきます。
理由に対して「つまり、どういうこと?」と問いかけてみましょう。
例えば、先ほどの、「お金の不安をなくしたい」に対して「つまり、どういうこと?」と問いかけます。
「安心して過ごしたい」や「自由に生きたい」などの感覚的なものでOKです。
50個すべて行うと、似ているものや同じものが登場してきますが、それでいいのです。
なるべく頭で考えずに、直感で書いていきましょう。
4,書き出したものから、価値観の傾向を考える。
最後に、書き出した「やりたいことリスト」を見返してみましょう。
各”やりたいこと”について、深堀して考えてきました。
”つまり”の部分には、あなたの感覚的に求めているものが集まっています。
この中で、似ているものや何度も登場する物を確認しましょう。
これらは、「価値観」に非常に近いものを表しています。
演習2 やらないことリスト
演習2 内容
「やりたくないこと」から価値観の傾向を知る。
- やりたくないことを具体的に書きだす。 (50個以上)
- やりたくないと感じている理由を簡単に書き出す。
- 理由をもとに、つまり何が嫌なのか書き出す。
- 書き出したものから、価値観の傾向を考える。
先ほど、”演習1 やりたいことリスト”と基本的には同じ方法で行っていきます。
今度は、不快に感じるもの、やりたくないものについて行ってみましょう。
演習3 80個の質問
演習3 内容
「80個の価値観リフィル」から価値観の傾向を知る。
- 「80個の価値観リフィル」に目を通す
- 自分に当てはまるものにマークを付ける
- マークを付けたものから、似ているものをまとめて10個程度に絞る
80個の代表的な価値観をまとめたリフィルです。
自分が大切だと感じるものにマークを付けましょう。
マークの個数に制限はありませんが、
似ている価値観や、まとめられる価値観をまとめて10個程度に絞ってみましょう。
演習4 価値観リフィルを記入してみよう
演習4 内容
「価値観リフィル」に記入する
- 「やりたいことリスト」「やりたくないことリスト」「80個の価値観リフィル」を見返す。
- 似ているものをまとめ13個に絞る
- 13個の円の中に価値観の名前を書く
- 四角い枠の中に価値観の説明を書く。
演習1~3までを行い、何度も出てきたものや、ここは譲れないと感じたものを「価値観リフィル」にまとめます。
「価値観リフィル」1ページには13個の円が描かれています。
ここには、価値観名を書きましょう、それ以降の四角い枠には、各価値観の説明を書き留め、見返せるようにしておきましょう。
”pile-up-planner”ワーク1/「自分の価値観に気づく」 おわりに
ワーク1への挑戦お疲れさまでした。
自分の事って、知っているようで、深堀して考える機会は多くないですよね。
案外大変なワークだったのではないでしょうか?
ここまで行う中で「自分はこんな感じが好き」「こうはなりたくない」など
ハッキリ認識できたはずです。
今回13個の価値観を発見したことで、今までは無意識だったことでも
価値観に基づいて意識できるようになりました。
今後pile-up-planner(パイルアッププランナー)を使用するうえでも、
今回作成したリフィルは大切な資産になります、大切にファイリングしておいてください。
最後になりますが、今回使用したリフィルは「ワークセット」として販売もしております。
購入していただけると、今後の活動資金とモチベーションが高まりますので応援してくれたらうれしいです。
各種スターターセットにも「ワークセット」が含まれていますので、購入する際はお間違えないようにお願いいたします。
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